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ザイザルシロップ0.05%(レボセチリジン塩酸塩シロップ)

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ザイザルシロップ(一般名:レボセチリジン塩酸塩シロップ)はグラクソ・スミスクラインから発売されるアレルギー性疾患治療薬。

従来はザイザル錠5mgのみでしたが、新剤形のシロップ剤が追加されました。抗アレルギー薬のシロップ剤の新薬は久しぶりです。薬価収載と発売日は2014年4月予定。

 

薬価収載後1年を経過するまでは、長期処方はできません(投与日数制限あり。長期投与が可能となるのは平成27年5月1日から)。

 

このザイザルシロップは眠気の副作用が他薬と比べて出にくいという特徴があります。

無色透明のシロップで味は甘く、苦味はほとんどありません。甘さが強いので、原液で飲ませると嫌がる場合は水で2倍程度に薄めるのが良いでしょう。

ザイザルシロップは生後6か月から服用可能です。用法用量は6か月以上1歳未満、1歳以上7歳未満、7歳以上15歳未満、成人の4つに分類されています。体重換算ではなく年齢で区切られます。最近の抗アレルギー薬は年齢で用量設定されることが多いですね。

 

 

ザイザルシロップは主に小児科や耳鼻科での処方になるでしょう。

 

小児によく処方されるアレルギー薬にアリメジンシロップがあります。

アリメジンシロップは1日3回で処方されることが多いので、同じ用法で一緒に処方されることが多いムコダインシロップやアスベリンシロップなどと混ぜて調剤します。

 

ザイザルシロップ1日2回、朝食後・就寝前の処方だと、おそらく他に混ぜるシロップは無いでしょうから計量混合加算の算定はできません。

 

リスパダール内用液のようにザイザルシロップにも分包品の包装(2.5mL/本、5mL/本)があればよいと思いましたが、添付文書を見る限りでは200mL/瓶しかありませんでした。(追記:現在ユニット包装品を開発中だが発売後しばらくは200mL包装のみとのことでした。)

 

やはり他の薬とは別にザイザルシロップだけが入った容器を渡すことになりそうです。

 

今後、長期処方が可能となればシロップの衛生面も気になってきます。個別のユニット包装が発売されれば問題ありませんが、ドライシロップの方が使い勝手が良いのではないでしょうか。

 

目次

効能・効果

アレルギー性鼻炎
蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症

(ザイザルシロップ添付文書より)

 

用法・用量

成人 (1回10mL 1日1回就寝前 最大1回20mL)

通常、成人には1回10mL(レボセチリジン塩酸塩として5mg)を1日1回、就寝前に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高投与量は1回20mL(レボセチリジン塩酸塩として10mg)とする。

 

6ヵ月以上1歳未満の小児 (1回2.5mL 1日1回)

通常、6ヵ月以上1歳未満の小児には1回2.5mL(レボセチリジン塩酸塩として1.25mg)を1日1回経口投与する。

 

1歳以上7歳未満の小児 (1回2.5mL 1日2回朝食後・就寝前)

通常、1歳以上7歳未満の小児には1回2.5mL(レボセチリジン塩酸塩として1.25mg)を1日2回、朝食後及び就寝前に経口投与する。

 

7歳以上15歳未満の小児 (1回5mL 1日2回朝食後・就寝前)

通常、7歳以上15歳未満の小児には1回5mL (レボセチリジン塩酸塩として2.5mg)を1日2回、朝食後及び就寝前に経口投与する。

(ザイザルシロップ添付文書より)

 

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