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バイエッタ皮下注(エキセナチド)

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「バイエッタ皮下注5μgペン300」「バイエッタ皮下注10μgペン300(一般名:エキセナチド)は2010年12月17日に日本イーライリリから発売された国内2番目のGLP-1受容体作動薬。

現在はアストラゼネカへ販売が移管されています。

ちなみに国内初のGLP-1受容体作動薬はビクトーザ皮下注(リラグルチド)です。

 

洋名(一般名):Byetta(Exenatide)

名前の由来:β細胞の「ベータ」が語源

 

目次

特徴

  • 国内2剤目となるGLP-1受容体作動薬
  • 1日2回(朝夕食前60分以内)の接種が必要
  • 透析患者を含む重度腎機能障害のある患者には禁忌

 

作用機序

GLP-1受容体作動薬の作用機序とDPP-4に対する安定化の機序

 

効能・効果

2型糖尿病 ただし、食事療法・運動療法に加えてスルホニルウレア剤(ビグアナイド系薬剤又はチアゾリジン系薬剤との併用を含む)を使用しても十分な効果が得られない場合に限る。(添付文書より)

 

ビクトーザやトルリシティは他の糖尿病治療薬との併用に制限はありませんが、バイエッタは制限があるので注意が必要です。

GLP-1受容体作動薬と他の糖尿病治療薬の併用可否

 

用法・用量

通常、成人には、エキセナチドとして、1回5μgを1日2回朝夕食前に皮下注射する。投与開始から1ヵ月以上の経過観察後、患者の状態に応じて1回10μg、1日2回投与に増量できる。

用法・用量に関連する使用上の注意

  1. 本剤の投与は原則として朝夕食前60分以内に行い、食後の投与は行わないこと。
  2. 本剤の投与は1回5μg、1日2回より開始すること。1回5μgから10μgに増量した後に、低血糖や胃腸障害が増加する傾向が認められているため、少なくとも投与開始から1ヵ月以上経過観察を行い、また、有効性と安全性を考慮して、1回10μg、1日2回への増量の可否を慎重に判断すること。

(添付文書より)

 

バイエッタとビクトーザとの比較(違い)

バイエッタは併用薬剤に制限がありますが、ビクトーザにはありません。

バイエッタは1日2回食前に接種が必要ですが、ビクトーザは1日1回です。

バイエッタは透析患者を含む重度腎機能障害のある患者には禁忌ですが、ビクトーザなら使用可能です。

 

発売当初はバイエッタの方が併用可能な糖尿病薬が多かったのですが、ビクトーザがGLP-1受容体作動薬で初めて「2型糖尿病」の適応を取得したため現在はビクトーザの方がいろいろな制限が少なく使いやすいようです。

読んでおきたい薬学関連書籍

GLP-1受容体作動薬

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