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熱中症の種類と発症のメカニズム(機序)

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熱中症とは、暑い環境で生じる健康障害の総称。次の4つに分類されます。

目次

熱疲労

運動や気温上昇による体温上昇→発汗によって放熱→水分・塩分の喪失→脱水状態→脱水状態の継続→全身倦怠感・悪心・嘔吐・頭痛

 

熱失神

運動や気温上昇による体温上昇→体表面の血流を増やして放熱(皮膚の血管が拡張)→一時的な血液不足になり脳の血流が低下→たちくらみ、意識障害

 

熱けいれん

運動や気温上昇による体温上昇→発汗によって放熱→水分・塩分の喪失(汗は血液から作られているので血液中に最も多い電解質のナトリウムが失われる。)→水分のみ補給→血液中のナトリウム(塩分)濃度の低下→筋肉収縮の調節機能がうまく働かなくなる→手足がつる・筋肉の痛み

 

熱射病

適切な処置がされないと、さらに体温が上昇し中枢機能に異常をきたします。倒れたり、意識障害がみられたりすることもあります。

 

 

 

発汗時には塩分や糖分の補給も大切

発汗時には水分だけ補給することは良くありません。塩分も補給しないと低ナトリウム血症の原因になります。

低ナトリウム血症

けいれん、筋肉の痛み、筋肉のこむら返り、意識障害など

 

また、ナトリウムの吸収には糖分が必要です。

ナトリウムは小腸の「Na-糖共輸送担体」により、ブドウ糖と共に細胞内に吸収されます。Naの吸収と共に水も吸収されます。

 

塩分も糖分の適度に入った飲み物とは。具体的に何を飲めばよいのでしょうか。

 

次回に続きます。
熱中症対策には何を飲むべきか? ORSのアクアソリタとOS-1の比較

 

 

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