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ウルティブロ吸入用カプセルの長期処方

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ウルティブロ吸入用カプセル(グリコピロニウム臭化物とインダカテロールマレイン酸塩の配合)の長期処方について。

 

ウルティブロ吸入用カプセルはLAMAのシーブリとLABAのオンブレスの合剤です。シーブリもオンブレスも薬価収載後1年以上が経過しましたので、現在では投与日数制限が解除され長期処方が可能となっています。

 

 

この2つの配合剤であるウルティブロ吸入用カプセルも他の合剤と同様に長期処方が可能なのかと思っていましたが、実はそうではありません。

 

 

ウルティブロ吸入用カプセルの長期処方が解禁となるのは平成26年(2014年)12月1日からです。平成26年11月末までは1回14日分までの処方に制限されます。

 

新医薬品の処方日数制限の取扱いについて

平成22年10月27日
中医協了承

新医薬品については、薬価基準収載の翌月の初日から1年間は、原則、1回14日分を限度として投与することとされているところである。
しかしながら、当該処方日数制限を行うことが不合理と考えられる下記のような場合は例外的な取扱いとする。
 
① 同様の効能・効果、用法・用量の既収載品の組合せと考えられる新医療用配合剤など、有効成分にかかる効能・効果、用法・用量について、実質的に、既収載品によって1年以上の臨床使用経験があると認められる新医薬品については、新医薬品に係る処方日数制限を設けないこととする。
 
② 疾患の特性や、含有量が14日分を超える製剤のみが存在しているといった製剤上の特性から、1回の投薬期間が14日を超えることに合理性があり、かつ、投与初期から14日を超える投薬における安全性が確認されている新医薬品については、薬価基準収載の翌月から1年間は、処方日数制限を、製剤の用法・用量から得られる最少日数に応じた日数とする。
 
○例外的な取扱いとする新医薬品は、個別に中医協の了承を得ることとする。

 

上記の14日ルールの除外に当てはまらない理由として、ウルティブロとオンブレスではインダカテロールの用量が異なるためでしょうか。

 

 

ちなみに、同日に薬価収載となったアゾルガ配合懸濁性点眼液(エイゾプト懸濁性点眼液1%とチモプトール点眼液0.5%の合剤)については投与日数制限はありません。

 

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