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ムコスタ点眼液UD2%(レバミピド)

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本日1月5日(木)、大塚製薬からドライアイの適応を持つムコスタ点眼液UD2%が発売されました。1回使い捨ての無菌ディスポーザブルタイプの点眼液です。UDとはユニットドーズ(1回使い切り製剤)のこと。

一般名はレバミピド。ムコスタ点眼液UD2%は、「涙液異常に伴う角結膜上皮障害が認められ、ドライアイと診断された患者」に用いることができるムチン産生促進点眼液です。

レバミピドには胃粘液増加作用があり、既にムコスタ錠100mgとして内服薬が販売されています。

胃だけでなく角膜や結膜にもムチンがありますが、ムコスタ点眼液により眼のムチンも増加させる働きがあることがわかり、角膜上皮障害改善効果、結膜上皮障害改善効果が認められました。

ドライアイの適応を取得していますが、「涙液異常に伴う角結膜上皮障害が認められ、ドライアイと診断された患者に使用してください」という注意が添付文書に記載されています。

最小包装:0.35mL×112本(28本×4)

目次

使用上の注意

かなり濃厚な点眼液です。点眼後はしばらく見えづらいのでその旨を説明する必要があります。

点眼前には、液をしっかり懸濁させるために容器のふくらみ部をはじき、振る必要があります。

また、この点眼液には苦味があります。点眼後には涙嚢部を圧迫するよう指導しましょう。保存剤が入っていない一回使い切りタイプの点眼液なので、開封後の残液は取っておかないで捨てるように伝えることも必要です。

ムコスタ点眼液UD2%0.35mLの薬価

用法・用量

1回1滴、1日4回点眼する。

過去記事より

大塚製薬のプレスリリース(2010年11月9日)によると、ドライアイ治療剤「ムコスタ点眼液」の国内における製造販売承認を申請したそうです。レバミピドが持つ胃粘液(ムチン)増加作用がドライアイにも効果があったということです。

ムコスタ点眼液の他にドライアイの適応を取得している点眼液はヒアレイン点眼液0.1%などのヒアルロン酸製剤と参天製薬のジクアス点眼液3%(ジクアホスルナトリウム)だけです。

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