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GERDとNERDと逆流性食道炎

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胃食道逆流症(GERD:gastroesophageal reflux disease)は胃酸などの消化液が食道内に逆流することにより症状・徴候が出る病態のこと。

GERDのうち、内視鏡検査で食道にびらんや潰瘍が見当たらないものを非びらん性胃食道逆流症(NERD:non-erosive reflux disease)と言い、内視鏡検査で食道炎が認められたものは「逆流性食道炎」と呼ばれます。

 

胃食道逆流症(GERD)
  ┣非びらん性胃食道逆流症(NERD)
  ┣逆流性食道炎(reflux esophagitis)
  ┗バレット食道

 

目次

GERD(NERD・逆流性食道炎)の症状

胸やけ、食道への逆流感(呑酸)、嚥下困難、胸痛、嚥下痛、吐血、喘息様症状、咽喉頭違和感など。

胃食道逆流症(GERD)の治療薬

第1選択薬はPPI(プロトンポンプ阻害薬)
オメプラール(一般名:オメプラゾール)
タケプロン(ランソプラゾール)
パリエット(ラベプラゾール)
ネキシウム(エソメプラゾール)

その他にH2ブロッカー、食道粘膜を保護する薬(アルロイドG内用液:一般名アルギン酸ナトリウム)、消化管運動改善薬等が用いられます。

 

逆流性食道炎の場合

オメプラール錠:1回20mgを1日1回 8週間まで
維持療法→1回10~20mgを1日1回

タケプロンカプセルまたはOD錠:1回30mgを1日1回 8週間まで
  維持療法→1回15mgを1日1回(効果不十分の場合は、1回30mgに増量可)

パリエット錠:1回10~20mgを1日1回 8週間まで
(効果不十分な場合、1回10~20mgを1日2回、さらに8週間経口投与可。
1回20mg1日2回投与は重度の粘膜傷害を有する場合のみ。)
維持療法→1回10mgを1日1回

ネキシウムカプセル:1回20mg 1日1回 8週間
維持療法→1回10~20mgを1日1回

NERDの場合

オメプラール錠(10mg錠のみ):1回10mgを1日1回。4週間まで

タケプロンカプセル又はOD錠(どちらも15mgのみ):1回15mgを1日1回。4週間まで

パリエット錠(10mg錠のみ):1回10mgを1日1回。4週間まで

ネキシウムカプセル(10mgカプセルのみ):1回10mgを1日1回。4週間まで

 

NERDでは逆流性食道炎と比べてPPIの投与量が少なく設定されています。

 

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