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処方・調剤の際に注意すべき一般名処方のリスト(先発品・準先発品・後発品も掲載)

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処方せんを受けていて気を付けた方が良いと思われる一般名処方をまとめてみました。
対応する先発品・準先発品・後発品についても書いていきます。

目次

注意すべき一般名処方リスト一覧

間違いやすさなどの順位付けはしていません。私が間違えそうだと思ったものをただ書き連ねただけです。
※処方や調剤の際は厚生労働省の一般名マスタや薬価本などで最終確認をお願いいたします。

バルプロ酸Na

【般】バルプロ酸Na細粒20%
  先発品はデパケン細粒20%

【般】バルプロ酸Na細粒40%
  先発品はデパケン細粒40%
  
【般】バルプロ酸Na徐放顆粒40%
  先発品はセレニカR顆粒40%

【般】バルプロ酸Na徐放錠100mg
  先発品はデパケンR錠100mg

【般】バルプロ酸Na徐放錠200mg
  先発品はデパケンR錠200mg/セレニカR錠200mg
※デパケンRとセレニカRは用法が異なります。アムロジピンとノルバスクのように名前が違うだけで同じ薬というわけではありません。
ちなみに、デパケンR200の後発品はバルプロ酸ナトリウムSR錠200mg、バルプロ酸Na徐放B錠200mg「トーワ」です。セレニカR錠200mgのジェネリックはありません。

【般】バルプロ酸Na錠100mg
  先発品はデパケン錠100mg

【般】バルプロ酸Na錠200mg
  先発品はデパケン錠200mg

テオフィリン徐放錠

【般】テオフィリン徐放錠50mg(12~24時間持続)
  先発品はテオドール錠50mg

【般】テオフィリン徐放錠100mg(12~24時間持続)
  先発品はテオドール錠100mg

【般】テオフィリン徐放錠200mg(12~24時間持続)
  先発品はテオドール錠200mg

【般】テオフィリン徐放錠100mg(24時間持続)
  先発品はユニコン錠100/ユニフィルLA錠100mg

【般】テオフィリン徐放錠200mg(24時間持続)
  先発品はユニコン錠200/ユニフィルLA錠200mg

【般】テオフィリン徐放錠400mg(24時間持続)
  先発品はユニコン錠400/ユニフィルLA錠400mg

※【般】テオフィリン徐放カプセル50mg(12~24時間持続)もあります。
 対応する薬剤はスロービッド50mg
 スロービッドカプセルは他に100mg、200mgがあります。

ニフェジピン

【般】ニフェジピン徐放カプセル10mg(12時間持続)
  先発品はセパミット-Rカプセル10

【般】ニフェジピン徐放カプセル20mg(12時間持続)
  先発品はセパミット-Rカプセル20

【般】ニフェジピン徐放錠10mg(12時間持続)
  先発品はアダラートL錠10mg

【般】ニフェジピン徐放錠10mg(24時間持続)
  先発品はアダラートCR錠10mg

【般】ニフェジピン徐放錠20mg(12時間持続)
  先発品はアダラートL錠20mg

【般】ニフェジピン徐放錠20mg(24時間持続)
  先発品はアダラートCR錠20mg

【般】ニフェジピン徐放錠40mg(24時間持続)
  先発品はアダラートCR錠40mg

耐性乳酸菌製剤

【般】耐性乳酸菌散10%
  先発品はエンテロノン-R散 後発品は耐性乳酸菌散10%「JG」、耐性乳酸菌散10%「トーワ」のみ

【般】耐性乳酸菌散0.6%
  ビオフェルミンR散

【般】耐性乳酸菌散1.8%
  レベニン散

【般】耐性乳酸菌散1%
  ラックビーR散

【般】耐性乳酸菌錠6mg
  ビオフェルミンR錠

【般】耐性乳酸菌錠18mg
  レベニン錠

【般】ビフィズス菌・ラクトミン配合散
  先発品はビオスミン配合散 後発品はレベニンS配合散

【般】ビフィズス菌・ラクトミン配合錠
  レベニンS配合錠

【般】ビフィズス菌散2%
  ビフィスゲン散2%

【般】ビフィズス菌錠12mg
  ビオフェルミン錠剤

※ちなみに、ビオフェルミン配合散は1g中にラクトミン6mg、糖化菌4mgを含有します。ビオフェルミン錠とは含有成分が異なりますの注意が必要です。

消化剤

【般】ビオヂアスターゼ・生薬等配合散
  各品目により成分・含量が異なる

【般】ビオヂアスターゼ1000等消化酵素配合カプセル
  各品目により成分・含量が異なる

【般】ビオヂアスターゼ1000等消化酵素配合錠
  各品目により成分・含量が異なる

【般】ビオヂアスターゼ2000等消化酵素配合カプセル
  各品目により成分・含量が異なる

【般】ビオヂアスターゼ2000等消化酵素配合錠
  各品目により成分・含量が異なる

【般】ビオヂアスターゼ2000等消化酵素配合顆粒
  各品目により成分・含量が異なる

カルボシステインシロップ・DS

【般】カルボシステインシロップ10%
 先発品なし ※10%のシロップもあるので要注意。成人用です。

【般】カルボシステインシロップ5%
 先発品はムコダインシロップ5%

【般】カルボシステインシロップ用33.3%
 先発品なし ※カルボシステインDS33.3%「トーワ」のみ。

【般】カルボシステインシロップ用50%
先発品はムコダインDS50%

【般】カルボシステイン細粒50%
 先発品はなし ※C-チステン細粒50%のみ

【般】d-クロルフェニラミンマレイン酸塩シロップ0.04%

準先発品はポララミンシロップ0.04%
※最近ではあまり使われることはありませんが「【般】クロルフェニラミンマレイン酸塩シロップ0.05%」という別の薬があるので注意が必要です。d-が付くか付かないかで別の薬です。

【般】アズレンスルホン酸Na・L-グルタミン配合顆粒

準先発品はマーズレンS配合顆粒
【般】アズレンスルホン酸Na・L-グルタミン配合細粒もあるので注意が必要です。

アムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチン配合錠(カデュエット)

【般】アムロジピン2.5mg・アトルバスタチン5mg配合錠:1
  先発品はカデュエット配合錠1番

【般】アムロジピン2.5mg・アトルバスタチン10mg配合錠:2
  先発品はカデュエット配合錠2番

【般】アムロジピン5mg・アトルバスタチン5mg配合錠:3
  先発品はカデュエット配合錠3番

【般】アムロジピン5mg・アトルバスタチン10mg配合錠:4
  先発品はカデュエット配合錠4番
※番号が振られているので間違えにくいですかね。

イルベサルタン・アムロジピン配合錠(アイミクス)

【般】イルベサルタン・アムロジピン10mg配合錠
先発品はアイミクス配合錠HD

【般】イルベサルタン・アムロジピン5mg配合錠
先発品はアイミクス配合錠LD

カンデサルタン・アムロジピン配合錠

【般】カンデサルタン・アムロジピン2.5mg配合錠
  先発品はユニシア配合錠LD

【般】カンデサルタン・アムロジピン5mg配合錠
  先発品はユニシア配合錠HD

カンデサルタン・ヒドロクロロチアジド配合錠

【般】カンデサルタン4mg・ヒドロクロロチアジド配合錠
  先発品はエカード配合錠LD

【般】カンデサルタン8mg・ヒドロクロロチアジド配合錠
  先発品はエカード配合錠HD

テルミサルタン・アムロジピン配合錠

【般】テルミサルタン40mg・アムロジピン配合錠
  先発品はミカムロ配合錠AP

【般】テルミサルタン80mg・アムロジピン配合錠
  先発品はミカムロ配合錠BP

テルミサルタン・ヒドロクロロチアジド配合錠

【般】テルミサルタン40mg・ヒドロクロロチアジド配合錠
  先発品はミコンビ配合錠AP

【般】テルミサルタン80mg・ヒドロクロロチアジド配合錠
  先発品はミコンビ配合錠BP

バルサルタン・アムロジピン配合錠

【般】バルサルタン・アムロジピン配合口腔内崩壊錠
  先発品はエックスフォージ配合OD錠

【般】バルサルタン・アムロジピン配合錠
  先発品はエックスフォージ配合錠

バルサルタン・ヒドロクロロチアジド配合錠

【般】バルサルタン・ヒドロクロロチアジド12.5mg配合錠
  先発品はコディオ配合錠EX

【般】バルサルタン・ヒドロクロロチアジド6.25mg配合錠
  先発品はコディオ配合錠MD

ロサルタンカリウム・ヒドロクロロチアジド配合錠

【般】ロサルタン100mg・ヒドロクロロチアジド配合錠
  先発品はプレミネント配合錠HD

【般】ロサルタン50mg・ヒドロクロロチアジド配合錠
  先発品はプレミネント配合錠LD

サラゾスルファピリジン

【般】サラゾスルファピリジン錠500mg
  先発品はサラゾピリン錠500mg
  適応:潰瘍性大腸炎、限局性腸炎、非特異性大腸炎

【般】サラゾスルファピリジン腸溶錠250mg
  先発品はアザルフィジンEN錠250mg
  適応:関節リウマチ

【般】サラゾスルファピリジン腸溶錠500mg
  先発品はアザルフィジンEN錠500mg
  適応:関節リウマチ

メサラジン

【般】メサラジン錠250mg
  先発品はペンタサ錠250mg

【般】メサラジン錠500mg
  先発品はペンタサ錠500mg

【般】メサラジン腸溶錠400mg
  先発品はアサコール錠400mg

シクロスポリン

【般】シクロスポリンカプセル10mg:NE
  先発品はネオーラル10mgカプセル

【般】シクロスポリンカプセル25mg:NE
  先発品はネオーラル25mgカプセル
  ※同一成分のサンディミュンカプセル25mgとは、バイオアベイラビリティ、適応等が異なる

【般】シクロスポリンカプセル50mg:NE
  先発品はネオーラル50mgカプセル
  ※同一成分のサンディミュンカプセル50mgとは、バイオアベイラビリティ、適応等が異なる

オオウメガサソウエキス・ハコヤナギエキス等配合錠

【般】オオウメガサソウエキス1.0mg・ハコヤナギエキス等配合錠
  準先発品はエビプロスタット配合錠DB
※【般】オオウメガサソウエキス0.5mg・ハコヤナギエキス等配合錠もあるので要注意

沈降炭酸カルシウム

【般】沈降炭酸カルシウム口腔内崩壊錠250mg(高リン血症用)
  先発品はカルタンOD錠250mg(同一成分で制酸剤として用いるものがある)

【般】沈降炭酸カルシウム口腔内崩壊錠500mg(高リン血症用)
  先発品はカルタンOD錠500mg(同一成分で制酸剤として用いるものがある)

【般】沈降炭酸カルシウム錠250mg(高リン血症用)
  先発品はカルタン錠250(同一成分で制酸剤として用いるものがある)
  後発品はカルタレチン錠250mg、沈降炭酸カルシウム錠250mg「三和」のみ

【般】沈降炭酸カルシウム錠500mg(高リン血症用)
  先発品はカルタン錠500(同一成分で制酸剤として用いるものがある)
  後発品はカルタレチン錠500mg、沈降炭酸カルシウム錠500mg「三和」のみ

【般】沈降炭酸カルシウム錠250mg(制酸剤)  
  先発品なし 後発品は炭カル錠「ヨシダ」250mgのみ

【般】沈降炭酸カルシウム錠500mg(制酸剤)
  先発品なし 後発品は炭カル錠「ヨシダ」500mg、炭カル錠500「KN」500mg、炭カル錠500mg「旭化成」のみ

カルテオロール点眼

【般】カルテオロール塩酸塩点眼液1%(持続性)
   先発品はミケランLA点眼液1%

【般】カルテオロール塩酸塩点眼液1%(非持続性)
   先発品はミケラン点眼液1%

【般】カルテオロール塩酸塩点眼液2%(持続性)
   先発品はミケランLA点眼液2%

【般】カルテオロール塩酸塩点眼液2%(非持続性)
   先発品はミケラン点眼液2%

チモロール点眼

【般】チモロール点眼液0.25%(持続性)
  先発品はチモプトールXE点眼液0.25%/リズモンTG点眼液0.25%

【般】チモロール点眼液0.25%(非持続性)
  先発品はチモプトール点眼液0.25%

【般】チモロール点眼液0.5%(持続性)
  先発品はチモプトールXE点眼液0.5%/リズモンTG点眼液0.5%

【般】チモロール点眼液0.5%(非持続性)
  先発品はチモプトール点眼液0.5%

その他の間違えそうな一般名処方

【般】ピレノキシン点眼用0.005%
【般】ピレノキシン点眼液0.005%5mL
【般】ベクロメタゾンプロピオン酸エステル点鼻液50μg8.5g
【般】ベクロメタゾンプロピオン酸エステル点鼻液50μg7.5g
【般】フルチカゾンプロピオン酸エステル点鼻液50μg28噴霧用
【般】フルチカゾンプロピオン酸エステル点鼻液25μg56噴霧用
【般】フルチカゾンプロピオン酸エステル点鼻液50μg56噴霧用
【般】フルチカゾンプロピオン酸エステル点鼻液50μg112噴霧用
【般】アズレンスルホン酸Na含嗽用液4%
【般】アズレンスルホン酸Na含嗽用液1%
【般】フェルビナクパップ70mg(10×14cm非温感)
【般】フェルビナクパップ70mg(10×14cm温感)
【般】ロキソプロフェンNaテープ50mg(7×10cm非温感)
【般】ロキソプロフェンNaテープ50mg(7×10cm温感)
【般】ロキソプロフェンNaテープ100mg(10×14cm非温)
【般】ロキソプロフェンNaテープ100mg(10×14cm温感)
【般】ヘパリン類似物質軟膏0.3%
【般】ヘパリン類似物質クリーム0.3%
【般】ヘパリン類似物質外用液0.3%
【般】ヘパリン類似物質スプレー0.3%
この処方が出たらすぐに先発品と在庫してあるジェネリック医薬品が思いつくでしょうか。

一般名処方による間違いが多いようですから気を付けないといけませんね。

変更可能かどうか十分確認しましょう。

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