OTC類似薬とは?対象医薬品一覧・患者負担・対象外条件
OTC類似薬の一部保険外療養を解説。2027年3月1日の開始日、薬剤費4分の1の別途負担、対象外となる条件を確認し、対象医薬品を最新の支払基金医薬品マスターから品名・メーカー・供給状況で検索できます。
ページデータ最終更新:2026-10-03
要点
OTC類似薬の一部保険外療養は2027年3月1日から始まります。対象となる場合、通常の保険診療の自己負担とは別に、対象となる薬剤費の4分の1を負担する仕組みです。
対象となるのは、薬局・ドラッグストア等で処方箋なしに購入できるOTC医薬品と、成分・投与経路が同一で、一日最大用量が異ならない医療用医薬品です。
Pharma-DIでは社会保険診療報酬支払基金の最新医薬品マスターを基に、現在1,022品目を検索できます。
OTC類似薬の一部保険外療養は、OTC医薬品との代替性が特に高い医療用医薬品について、対象となる場合に薬剤費の4分の1を別途負担する制度です。2027年3月1日から始まります。Pharma-DIでは、社会保険診療報酬支払基金の医薬品マスターを基に対象医薬品を自動更新し、薬価・メーカー・供給状況・PMDA情報とあわせて検索できます。
データ出典:社会保険診療報酬支払基金 医薬品マスター ↗
OTC類似薬とは?
OTC類似薬とは、薬局やドラッグストアなどで処方箋なしに購入できる OTC医薬品との代替性が特に高い医療用医薬品です。 厚生労働省は、OTC医薬品と 成分・投与経路が同一で、一日最大用量が異ならない 医療用医薬品を本制度の対象としています。
本制度は、必要な受診を制限する制度ではありません。 症状に応じて医療機関を受診し、その結果として対象医薬品を使用する場合に、 一部保険外療養の仕組みが適用されます。
OTC類似薬で患者負担はどう変わる?
対象となる場合は、 通常の保険診療の自己負担とは別に、対象となる薬剤費の4分の1 を負担します。 これは薬価そのものを4分の1引き下げたり、 薬価を25%値下げしたりする制度ではありません。
実際の別途負担額は、処方された医薬品の薬価や使用量などによって異なります。 また、患者さんの状態や治療内容などにより、 同じ対象医薬品でも別途負担の対象外となる場合があります。
OTC類似薬でも別途負担の対象外となる場合
厚生労働省は、必要な医療を確保するため、 一定の場合には薬剤費4分の1の別途負担を求めないこととしています。
- こども ― 18歳に達する日以後の最初の3月31日まで
- がん治療 ― がん治療または治療に関連して生じた状態への使用
- 指定難病等 ― 指定難病や一定の小児慢性特定疾病、 またはそれらに関連して生じた状態への使用
- 国の公費負担医療 で対象医薬品を使用する場合
- 検査・処置・手術 に伴う使用で、当該検査等の後14日以内の場合
- 年間を通じた長期使用 が医療上必要であると医師が認める場合
実際に別途負担の対象となるかどうかは、 診察内容や処方目的などを踏まえて判断されます。
OTC類似薬と市販薬は同じ薬?
OTC類似薬には、同じ有効成分を含む市販薬があります。 ただし、 同じ有効成分を含むことと、医療用医薬品と市販薬が同一の商品であることは別です。
含量、剤形、効能・効果、用法・用量などが異なる場合があります。 Pharma-DIでは各対象医薬品の「OTC類似薬」ボタンから、 同じ有効成分を含む一般用医薬品を確認できるようにしています。
OTC類似薬の対象医薬品を調べる方法
- 下の検索欄に医薬品名または一般名を入力します。
- 必要に応じてメーカーや供給状況で絞り込みます。
- 薬価・供給状況・PMDA情報を同じ一覧で確認します。
- 「OTC類似薬」を押すと、制度情報と同じ有効成分を含む市販薬への導線を確認できます。
対象一覧は、社会保険診療報酬支払基金の医薬品マスターを Authorityとして自動更新します。
OTC類似薬を検索・絞り込み
全 1,022品目 から 1,022品目 が現在の条件に該当します。
OTC類似薬についてよくある質問
2027年3月から始まるOTC類似薬の一部保険外療養について、 よく確認されるポイントをまとめています。
OTC類似薬の一部保険外療養はいつから始まりますか?
2027年3月1日から始まります。対象となる医療用医薬品を保険診療で使用する場合に、新しい別途負担の仕組みが適用されます。
OTC類似薬では患者負担はいくら増えますか?
対象となる場合、通常の保険診療の自己負担とは別に、対象となる薬剤費の4分の1を別途負担します。実際の金額は薬剤の薬価や使用量などにより異なります。
OTC類似薬になると薬価が25%下がるのですか?
いいえ。薬価そのものを25%引き下げる制度ではありません。対象となる場合に、対象薬剤費の4分の1を別途負担する仕組みです。
どのような医薬品がOTC類似薬の対象になりますか?
厚生労働省は、OTC医薬品と成分・投与経路が同一で、一日最大用量が異ならない医療用医薬品を対象としています。解熱鎮痛薬、去痰薬、便秘薬、抗アレルギー薬などが含まれます。
OTC類似薬の対象医薬品は何品目ですか?
Pharma-DIでは、社会保険診療報酬支払基金の最新医薬品マスターに基づき、現在1,022品目を掲載しています。対象品目は公的マスターの更新に応じて自動更新します。
子どもも薬剤費4分の1の別途負担の対象になりますか?
厚生労働省の制度では、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある方は、別途負担の対象外とされています。
がんや難病の治療でOTC類似薬を使う場合も対象ですか?
がん治療やがん治療に関連して生じた状態、指定難病や一定の小児慢性特定疾病またはそれらに関連して生じた状態への使用などは、別途負担の対象外となる場合があります。
長期間使っているOTC類似薬も別途負担の対象になりますか?
医師が年間を通じた症状の持続と治療の継続性を確認し、対象医薬品の長期使用が医療上必要であると認める場合は、別途負担の対象外となります。
検査・処置・手術のあとに使うOTC類似薬も対象ですか?
侵襲を伴う検査、処置または手術に伴って対象医薬品を使用する場合は、当該検査等の後14日以内の使用に限り、別途負担の対象外となります。
OTC類似薬なら病院を受診せず市販薬を買う必要がありますか?
いいえ。厚生労働省は、症状に応じて必要な受診を行うことは引き続き可能としています。本制度は、必要な受診を行った結果として対象医薬品を使用する場合の負担の仕組みです。
医療用医薬品と同じ有効成分の市販薬は同じ薬ですか?
同じ有効成分を含んでいても、医療用医薬品と市販薬は同一の商品とは限りません。含量、剤形、効能・効果、用法・用量などが異なる場合があるため、各製品の添付文書等を確認してください。
OTC類似薬の対象医薬品はどこで調べられますか?
このページで品名・一般名、メーカー、供給状況から対象医薬品を検索できます。Pharma-DIは社会保険診療報酬支払基金の医薬品マスターをAuthorityとして対象一覧を自動更新しています。
公的な情報源
Pharma-DIは公的データを基に独自整理した情報サービスです。 制度の最終的な取扱いは、厚生労働省の最新情報や医療機関・薬局で確認してください。