トルブタミドは第一世代のスルホニルウレア系(SU剤)経口血糖降下薬。インスリン非依存型糖尿病(2型糖尿病)に使用されます。SU剤のなかでは使用量は大変少なく、処方される機会はほとんどなくなりました。
他のSU剤との効果比較ですが、トルブタミド500mgとグリミクロン(グリクラジド)40mgがほぼ同じ効果とされています。
商品名
トルブタミド錠250mg「トーワ」
ブタマイド錠250(大正富山医薬品株式会社)
ブタマイド錠500(大正富山医薬品株式会社)
ヘキストラスチノン錠0.5g(サノフィ・アベンティス株式会社)
このうち、大正富山医薬品株式会社のブタマイド錠250とブタマイド500は平成24年6月頃に発売中止となります(製造は既に中止となっています)。ブタマイド錠250とブタマイド500の経過措置期間満了は平成25年3月31日ですので、平成25年4月1日以降は保険請求ができなくなります。
経過措置期間移行品目のお知らせ(大正富山医薬品株式会社)
作用機序
効能・効果
インスリン非依存型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで十分な効果が得られない場合に限る。)
用法・用量
通常、1日量トルブタミドとして0.5~1.0gを経口投与し、必要に応じ適宜増量して維持量を決定する。ただし、1日最高投与量は2.0gとする。
投与方法は、1回投与の場合は朝食前又は後、2回投与の場合は朝夕それぞれ食前又は後に経口投与する。
ヘキストラスチノン錠0.5g添付文書より