ネオキシテープ73.5mg(一般名:オキシブチニン塩酸塩)は過活動膀胱治療薬としては国内で初めての経皮吸収型のテープ剤で、既に発売されているポラキス錠と同じ成分です。
1枚(35cm2)中にオキシブチニン塩酸塩を75mg含有しています。35cm2というと6cm弱四方ですから、フランドルテープ40mgよりやや小さいくらいの大きさです。
久光製薬と旭化成ファーマから発売される予定(発売日は未定)です。
内服薬のポラキス錠は口渇の副作用の発現率が高く、近年発売されたベシケア錠(一般名:コハク酸ソリフェナシン)やデトルシトール錠(一般名:酒石酸トルテロジン)等に切り替えられる例が多く見られました。
また、ポラキス錠は1日3回の服用が必要であることも敬遠される要因の一つとなっていました。
このネオキシテープは1日1回の貼付で効果が持続し、口渇等の副作用が錠剤よりも軽減されます。
目次
効能・効果
過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁
用法・用量
通常、成人に対し本剤1日1回、1枚(オキシブチニン塩酸塩として73.5mg)を下腹部、腰部又は大腿部のいずれかに貼付し、24時間毎に貼り替える。
作用機序
抗コリン作用により膀胱の収縮を抑制し、尿意切迫感や頻尿を改善させる。