2011年11月には各社からアリセプト(一般名:ドネペジル塩酸塩)の後発品が発売されます。
ドネペジル塩酸塩錠3mg
ドネペジル塩酸塩錠5mg
ドネペジル塩酸塩OD錠3mg
ドネペジル塩酸塩OD錠5mg
ドネペジル塩酸塩細粒0.5%
先発品であるアリセプトには10mg錠がありますが、後発品にはありません。
先発品の適応症は「アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制」ですが、後発品の適応症は「軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制」となっています。
軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症に限られていますから、高度のアルツハイマー型認知症でアリセプトを10mg服用している人に対して5mg×2錠の後発品に変えてしまうと適応症で引っかかってしまう可能性がありますので注意しましょう。
アリセプトの後発品の薬価は先発品の0.7倍程度になります。アリセプトはもともと薬価が高い薬です。
服用期間が長期に渡る薬ですから、薬局で後発品を進めることで患者さんやご家族の薬剤費負担を減らすことに大きく貢献できそうです。
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