2016年(平成28年)12月9日に薬価収載となった新規ジェネリック医薬品一覧です。
初収載の後発品は次の通りです。
ミチグリニドカルシウム水和物、ボセンタン水和物、トピラマート、ホリナートカルシウム、レミフェンタニル塩酸塩
キプレス、シングレア錠のジェネリックは今までオーソライズド・ジェネリック(AG)のモンテルカスト錠「KM」のみでしたが、今回新たに普通錠が26社、OD錠が5社から発売されます。
プラミペキソール塩酸塩は既にビ・シフロール錠のジェネリックとして発売されていましたが、今回新たにミラペックスLAのジェネリックが発売されます。
トラクリア錠のジェネリック(ボセンタン水和物)
トラクリア錠のジェネリックは以下の7社から発売。
- ボセンタン錠 62.5mg「kN」 (小林化工)
- ボセンタン錠 62.5mg「サワイ」 (沢井製薬)
- ボセンタン錠 62.5mg「DSEP」 (第一三共エスファ)
- ボセンタン錠 62.5mg「タナベ」 (田辺三菱製薬)
- ボセンタン錠 62.5mg「JG」 (長生堂製薬)
- ボセンタン錠 62.5mg「ファイザー」 (ファイザー)
- ボセンタン錠 62.5mg「モチダ」 (持田製薬販売)
- ボセンタン成人用 DS6.25%「モチダ」※ (持田製薬販売)
※ボセンタン成人用 DS6.25%「モチダ」は、ボセンタン水和物普通錠(成人用製剤)の後発医薬品です。
本剤とボセンタン水和物分散綻(小児用製剤)は生物学的に同等ではなく、ボセンタン水和物分散錠(小児用製剤)は本剤と比較してバイオアベイラビリティが低いため、互換使用を行わないこと。
ボセンタン成人用 DS6.25%「モチダ」適正使用のお願いより
グルファストのジェネリック(ミチグリニドカルシウム水和物)
グルファスト錠のジェネリックはOD錠のみ。5社からの発売です。
- ミチグリニドCa・OD錠5mg「FFP」(富士フイルムファーマ)
- ミチグリニドCa・OD錠5mg「JG」 (日本ジェネリック)
- ミチグリニドCa・OD錠5mg「フソー」 (扶桑薬品工業)
- ミチグリニドCa・OD錠5mg「三和」 (三和化学研究所)
- ミチグリニドCa・OD錠5mg「TCK」 (辰巳化学)
- ミチグリニドCa・OD錠10mg「FFP」(富士フイルムファーマ)
- ミチグリニドCa・OD錠10mg「JG」(日本ジェネリック)
- ミチグリニドCa・OD錠10mg「フソー」(扶桑薬品工業)
- ミチグリニドCa・OD錠10mg「三和」(三和化学研究所)
- ミチグリニドCa・OD錠10mg「TCK」(辰巳化学)
ユーゼル錠25mg、ロイコボリン錠25mgのジェネリック(ホリナートカルシウム)
岡山大鵬薬品からのみの発売で、オーソライズド・ジェネリック(AG)です。
- ホリナートカルシウム錠25mg「タイホウ」
5mg錠の発売はありません。
トピナ錠25mg、50mg、100mgのジェネリック(トピラマート)
共和薬品工業1社からの発売です。
- トピラマート錠25mg「アメル」
- トピラマート錠50mg「アメル」
- トピラマート錠100mg「アメル」
ミラペックスLA錠0.375mg、1.5mgのジェネリック
6社から発売されます。
プラミペキソール塩酸塩水和物はすでにビ・シフロール錠のジェネリックとして既に薬価収載されていますが、徐放錠であるミラペックスLAのジェネリックは初収載となります。「MI」が付きます。
- プラミペキソール塩酸塩LA錠0.375mgMI「DSEP」(第一三共エスファ)
- プラミペキソール塩酸塩LA錠0.375mgMI「トーワ」(東和薬品)
- プラミペキソール塩酸塩LA錠0.375mgMI「サワイ」(沢井製薬)
- プラミペキソール塩酸塩LA錠0.375mgMI「アメル」(共和薬品工業)
- プラミペキソール塩酸塩LA錠0.375mgMI「JG」(日本ジェネリック)
- プラミペキソール塩酸塩LA錠0.375mgMI「オーハラ」(大原薬品工業)
- プラミペキソール塩酸塩LA錠1.5mgMI「DSEP」(第一三共エスファ)
- プラミペキソール塩酸塩LA錠1.5mgMI「トーワ」(東和薬品)
- プラミペキソール塩酸塩LA錠1.5mgMI「サワイ」(沢井製薬)
- プラミペキソール塩酸塩LA錠1.5mgMI「アメル」(共和薬品工業)
- プラミペキソール塩酸塩LA錠1.5mgMI「JG」(日本ジェネリック)
- プラミペキソール塩酸塩LA錠1.5mgMI「オーハラ」(大原薬品工業)
アルチバ静注用のジェネリック(レミフェンタニル塩酸塩)
アルチバ静注用のジェネリックは第一三共1社からの発売です。
- レミフェンタニル静注用2mg「第一三共」
- レミフェンタニル静注用5mg「第一三共」
なお、エイゾプト懸濁性点眼液、タリオン・タリオンODのジェネリックの薬価収載は延期されました。
2017年6月以降となりますが正式な時期は未定です。