ヒスタミン H1受容体拮抗作用を有する抗アレルギー薬のアレロック(一般名:オロパタジン塩酸塩)に顆粒が追加になりました。
商品名はアレロック顆粒0.5%。
協和発酵キリン株式会社より発売されました(発売日:平成23年11月15日)。
従来のアレロックの用法・用量は、成人と7歳以上の小児に対して1回5mg、1日2回(朝及び就寝前)というものでしたが、アレロック顆粒0.5%の発売により2歳以上の7歳未満の小児に対しても使用できるようになります(1回2.5mg、1日2回 朝及び就寝前)。体重による用量の増減はありません。2歳以上7歳未満で用量は一律です。
以前から発売されているアレロック錠とアレロックOD錠には2.5mgの規格がありますが、こちらは従来どおり7歳以上にのみ投与可能となっています。2歳以上7歳未満の小児に対してはアレロック顆粒0.5%だけが使用可能です。
また、アレロック顆粒0.5%は新薬扱いとなりますので、薬価収載後1年間は長期投与制限があります(1回14日処方まで)。
⇒アレロック顆粒は、アレロック錠にはない適応症(2歳以上7歳未満の小児に対する用法・用量が承認された)をもっているため。
ちなみに、同日薬価収載のガバペンシロップ5%は、ガバペン錠にも小児の適応が追加されたので適応に差異がなく、剤型追加医薬品の扱いで投与日数制限の対象外となっています。
根拠となる文書⇒事務連絡 平成23年10月19日疑義解釈資料の送付について(その11)
アレロック顆粒0.5%の薬価収載日は2011年9月12日でしたので、2012年10月1日からは投与日数制限が解除されます。
アレロック顆粒の用法・用量は以下の通りです。
(詳細は添付文書で確認をお願いいたします。)
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>効能・効果
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成人:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴う瘙痒(湿疹・皮膚炎、痒疹、
皮膚瘙痒症、尋常性乾癬、多形滲出性紅斑)
成人:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴う瘙痒(湿疹・皮膚炎、痒疹、
皮膚瘙痒症、尋常性乾癬、多形滲出性紅斑)
小児:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚瘙痒症)に
伴う瘙痒
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>用法・用量
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成人:通常、成人には1回オロパタジン塩酸塩として5mg(顆粒剤として 1g)を朝及び就寝前の1日2回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
成人:通常、成人には1回オロパタジン塩酸塩として5mg(顆粒剤として 1g)を朝及び就寝前の1日2回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
小児:
通常、7歳以上の小児には1回オロパタジン塩酸塩として5mg(顆粒剤として 1g)を朝及び就寝前の1日2回経口投与する。
通常、2歳以上7歳未満の小児には1回オロパタジン塩酸塩として2.5mg(顆粒剤として 0.5g)を朝及び就寝前の1日2回経口投与する。
小児科や耳鼻科、皮膚科で小児に対するの使用量が増えることが予想されます。
以上、アレロック顆粒0.5%(オロパタジン塩酸塩)の説明でした。
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