ミラペックスLA錠(一般名:プラミペキソール)は日本ベーリンガーから発売された非麦角系ドパミンアゴニスト。パーキンソン病治療薬。ビ・シフロール錠を徐放化した製剤。1日1回の服用で安定した血中濃度を示す。
ミラペックスLA錠の発売日は2011年7月20日。2012年8月1日から長期処方が可能となっています。
ビ・シフロール錠からミラペックスLA錠への切り替え
ビ・シフロール錠からミラペックスLA錠へは、同一1日量で迅速に切り替え可能。(パーキンソン病のみ)
ミラペックスLA錠の薬価
ミラペックスLA錠0.375mg 1錠151.2円
ミラペックスLA錠1.5mg 1錠518.9円
ビ・シフロール錠とミラペックスLA錠の薬価比較
ビ・シフロール錠0.125mg 1錠54.2円
ビ・シフロール錠0.5mg 1錠186円
ビ・シフロール錠0.5mgを1日9錠(4.5mg:パーキンソン病の1日最大量)服用していた場合 186×9=1674円
ミラペックスLA錠1.5mg 3錠に切り替えた場合 518.9×3=1556.7円
薬代が若干安くなります。
作用機序
線条体シナプスのドパミンD2受容体サブファミリーを選択的刺激作用
パーキンソン病様症状を改善する。
神経保護作用
効能・効果
パーキンソン病(ミラペックスLA錠添付文書より)
用法・用量
通常、成人にはプラミペキソール塩酸塩水和物として1日量0.375mg1日1回食後経口投与からはじめ、2週目に1日量を0.75mgとし、以後経過を観察しながら、1週間毎に1日量として0.75mgずつ増量し、維持量(標準1日量1.5~4.5mg1日1回食後経口投与)を定める。なお、年齢、症状により適宜増減ができるが、1日量は4.5mgを超えないこと。(ミラペックスLA錠添付文書より)
ビ・シフロール錠との違い
適応症
ビ・シフロール錠はパーキンソン病の他に、中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群の適応症をとっていますが、ミラペックスLA錠の適応症はパーキンソン病のみです。
禁忌
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(共通)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者(共通)
- 透析患者を含む高度な腎機能障害(クレアチニンクリアランス30mL/min未満)のある患者(ミラペックスLA錠のみ)
服用回数
パーキンソン病の場合、ビ・シフロール錠は1日2~3回服用。ミラペックスLA錠は1日1回服用。
<参考文献>
ミラペックスLA錠添付文書 インタビューフォーム 製品情報概要
ビ・シフロール錠0.5mg1日9錠(1日3回)から、ミラペックスLA錠1.5mg1日3錠(1日1回)への切り替え例を経験しています。患者さんは、粒が大きくはなったが、1日1回で済むので楽になったと言っていました。長期処方が可能となったので、切り替え例が今後徐々に増えていくのではないでしょうか。
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