スイニー錠(一般名:アナグリプチン anagliptin)は三和化学研究所が創製した糖尿病治療薬。2012年9月に発売されたテネリア錠(テネリグリプチン)に続き、国内では6番目のDPP-4阻害薬です。
スイニー錠の特徴として、併用可能な糖尿病治療薬が多いことがあげられます。インスリンとの併用の適応はありませんがその他は全て併用可能です。武田のネシーナ錠と一緒ですね。どの薬もそうですが、長期投与が可能になるまでは厳しいかもしれません。
作用機序
スイニー錠も他のDPP-4阻害薬と同様に、インクレチンを分解する酵素のDPP-4(ジペプチジルペプチダーゼ-4)を選択的に阻害することでインクレチンの作用を高めて血糖を低下させる。
インクレチンは食事の摂取が刺激となり消化管の特定の細胞から分泌されるホルモン。インスリン分泌を促進する作用(血糖値が高い場合のみ)とグルカゴンの分泌を低下させる作用を持つ。
効能・効果
2型糖尿病
ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る
①食事療法、運動療法のみ
②食事療法、運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤を使用
③食事療法、運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用
④食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤を使用
⑤食事療法、運動療法に加えてチアゾリジン系薬剤を使用
用法・用量
通常、成人にはアナグリプチンとして1回100mgを1日2回朝夕に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1回量を200mgまで増量することができる。
スイニー錠100mgの薬価
薬価:スイニー錠100mg 83.0円/錠 (2012年11月22日薬価収載)
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