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リオベル配合錠(ネシーナとアクトスの合剤)

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リオベル配合錠はDPP-4阻害薬のアログリプチン安息香酸塩(商品名ネシーナ)とチアゾリジン系のピオグリタゾン塩酸塩(商品名アクトス)の合剤です。

リオベル配合錠LDにはアログリプチン25mgとピオグリタゾン15mgが、
リオベル配合錠HDにはアログリプチン25mgとピオグリタゾン30mgがそれぞれ含まれています。

ネシーナ錠は既に薬価収載から1年以上経過していて長期処方が可能となっていますので、このリオベル配合錠も発売と同時に長期処方が可能です。

リオベル配合錠の発売日は平成23年9月20日

目次

作用機序

アログリプチンの作用機序
ピオグリタゾンの作用機序

用法・用量

通常、成人には1日1回1錠(アログリプチン/ピオグリタゾンとして25mg/15mg又は25mg/30mg)を朝食前又は朝食後に経口投与する。(リオベル配合錠添付文書より)

用法・用量はアクトス錠にあわせて朝食前又は朝食後に設定されています。ネシーナ錠は1日1回経口投与となっているだけでした。

薬価

リオベル配合錠の薬価は、自社品の薬価の合計の0.8倍で算定されます。

リオベル配合錠LD 1錠235.2円
(ネシーナ錠25mg:1錠209.4円+アクトス錠15mg:1錠84.6円)×0.8=235.2

リオベル配合錠HD 1錠293.9円
(ネシーナ錠25mg:1錠209.4円+アクトス錠30mg:1錠158円)×0.8=293.92

さすがに、ARBとアムロジピンの合剤のようにアムロジピン分が丸々お得になることにはなりませんでした。

 

アクトス錠15mgの後発品は1錠59.2円、同30mgの後発品は1錠110.6円ですから、ネシーナ錠25mgとアクトスの後発品を処方するよりもリオベル配合錠を処方した方が患者さんの医療費負担を減らすことができます。長期処方もできるので既にこの組み合わせで飲んでいる方の処方は徐々に切り替わっていくかもしれません。

 

武田薬品の合剤一覧

エカード配合錠LD(ブロプレス4mg+ヒドロクロロチアジド6.25mg)
エカード配合錠HD(ブロプレス8mg+ヒドロクロロチアジド6.25mg)

ソニアス配合錠LD(アクトス15mg+アマリール1mg)
ソニアス配合錠HD(アクトス30mg+アマリール3mg)

メタクト配合錠LD(アクトス15mg+メトホルミン塩酸塩500mg)
メタクト配合錠HD(アクトス30mg+メトホルミン塩酸塩500mg)

ユニシア配合錠LD(ブロプレス8mg+アムロジピン2.5mg)
ユニシア配合錠HD(ブロプレス8mg+アムロジピン5mg)

リオベル配合錠LD(ネシーナ25mg+アクトス15mg)
リオベル配合錠HD(ネシーナ25mg+アクトス30mg)

 

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