テネリア錠20mg(一般名:テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物)は田辺三菱製薬から2012年9月発売予定の2型糖尿病治療に用いられる選択的DPP-4阻害薬。薬価収載は2012年8月28日。テネリア錠の発売日は平成24年9月10日です。
DPP-4阻害薬としては、グラクティブ/ジャヌビア(シタグリプチン)、エクア(ビルダグリプチン)、ネシーナ(アログリプチン)、トラゼンタ(リナグリプチン)に続く、国内5成分目の発売となります。
作用機序
テネリグリプチンは、活性型グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)を分解する酵素のDPP-4(ジペプチジルペプチダーゼ-4)を選択的に阻害することでGLP-1の作用を高め、血糖を低下させる。
GLP-1は食事の摂取が刺激となり消化管の特定の細胞から分泌されるホルモン。インスリン分泌を促進する作用とグルカゴン分泌を抑制させる作用をもつ。
効能・効果
2型糖尿病 ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。
- 食事療法、運動療法のみ
- 食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア系薬剤を使用
- 食事療法、運動療法に加えてチアゾリジン系薬剤を使用
(テネリア錠添付文書より)
用法・用量
通常、成人にはテネリグリプチンとして20mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら40mg1日1回に増量することができる。(テネリア錠添付文書より)
テネリア錠20mgの薬価
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