【注意】2014年(平成26年)に薬価算定方式が変更になっています。新規薬価収載ジェネリック医薬品(後発品)の薬価算定ルール2014をご覧ください。
後発品(ジェネリック医薬品)は毎年6月と12月の年2回薬価収載されます。平成25年6月の薬価収載もまもなくです(6月21日)。
どのように後発品の薬価が算定されるのかその方法をまとめてみました。
後発品が初めて収載される場合
先発医薬品の薬価×0.7(7割)に設定されます。 (但し、内用薬で10品目を超える場合は先発医薬品の薬価×0.6(6割))
例1)
(先発品)アレグラ錠60mg 75.6円
(後発品)フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「EE」他1品目 52.9円
アレグラ錠の後発品は2品目の収載でしたので、先発品の薬価×0.7となりました。
例2)
(先発品)アレロック錠5mg 60.2円
(後発品)オロパタジン塩酸塩錠5mg「日医工」他24品目 36.1円
アレロック錠の後発品は25品目が収載されました。10品目を超えていますので先発品薬価×0.6となっています。
後発品が既に収載されている場合
最低価格の後発品と同価格に設定されます。(新規後発品を含めて20品目(内用剤薬は10品目)を超える場合は、さらに0.9掛け)
例3)
(先発品)アレグラ錠60mg 75.6円
(既収載後発品)フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「EE」 52.9円
(新規収載後発品)フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「SANIK」 47.6円
既にフェキソフェナジン塩酸塩錠60mgは薬価収載されていますが、平成25年6月の薬価収載により10品目を超えたため、新規収載されるフェキソフェナジン塩酸塩錠60mgの薬価は最低価格の後発品×0.9となります。