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特徴
タプコム配合点眼液(一般名:タフルプロスト/チモロールマレイン酸塩)は参天製薬から2014年11月25日発売された緑内障治療薬。
商品名で言うと、「タプロス点眼液0.0015%」と「チモプトール点眼液0.5%」の配合剤です。
薬価収載は2014年(平成26年)11月25日。
タフルプロストはタプロス点眼液0.0015%の名称ですでに販売されているプロスタグランジンF2α誘導体。
チモロールマレイン酸塩はチモプトールの名称で販売されているβ受容体遮断薬で、この系統の薬では最も多く使用されています。
プロスタグランジンF2α誘導体とβ遮断薬の配合剤は、ザラカム配合点眼液(キサラタンとチモプトールの合剤)、デュオトラバ配合点眼液(トラバタンズとチモプトールの合剤)に次いで3剤目です。
チモロールは通常1日2回の点眼ですが、タムコム配合点眼液の製剤上の工夫により、1日1回の点眼でも2種の併用に比べて眼圧効果作用が大きくなっています。
次はルミガン(ビマトプロスト)とチモプトールの配合点眼液(ガンフォート配合点眼液)でしょうか?
⇒緑内障配合点眼液一覧はこちらから
作用機序
タフルプロスト:ぶどう膜強膜流出経路からの房水流出を促進することにより眼圧を下降させる。
チモロールマレイン酸塩:房水産生抑制作用により、眼圧を下降させる。
効能・効果
緑内障、高眼圧症
用法・用量
1回1滴、1日1回点眼する。
タプコム配合懸濁性点眼液の薬価
薬価:1mL:1,060円(※本文最終更新日時点での薬価です。)
ジェネリック:なし