ヤーズ配合錠はバイエル薬品販売の月経困難症治療薬。1シートに淡赤色の錠剤が24錠と白色の錠剤4錠の計28錠が入っています。
淡赤色の錠剤には合成黄体ホルモンのドロスピレノン3mgと合成卵胞ホルモンのエチニルエストラジオール0.020mgが含まれており、白色の錠剤はプラセボ(偽薬)です。
薬の効果を十分に発揮させるには正しく服用する必要があります。特にヤーズ配合錠は飲み忘れないように注意する必要がある薬です。正しい飲み方と飲み忘れ時の対処方法を確認しておきましょう。
ヤーズ配合錠の飲み方
飲み始めの日(服用開始日)は月経がはじまった日
月経が始まった曜日が左端に印刷されているカレンダーシール(それぞれの曜日から始まっている一週間の曜日が書かれたシール)をはがして錠剤シート上に貼ります。
⇒こうすることで、ヤーズ配合錠の飲み忘れを防ぐことができます。
カレンダーシールと錠剤シートの矢印に従い、淡赤色の錠剤から1日1回1錠ずつ28日間、毎日一定の時刻に服用していきます。
淡赤色の錠剤を24日間服用→白色の錠剤を4日間服用
通常、白色の錠剤を服用している間に、月経に似た出血が始まります。
出血が終わっていても、続いていても28錠すべて飲み終わったら続けて新しい錠剤シートを飲み始めます。
「ヤーズ配合錠を初めてお飲みになる方へ」(バイエル薬品)より
飲み忘れた時の対処方法
淡赤色の錠剤を飲み忘れた場合(1~24番目の錠剤を飲み忘れた場合)
1錠飲み忘れ
気づいた時点でまず1錠服用→いつもの時間にもう1錠服用→翌日からは通常通りに続ける。
2錠飲み忘れ
気づいた時点でまず1錠服用→いつもの時間にもう1錠服用→翌日からは通常通りに続ける。飲み終わる日が当初の予定より1日遅れることになります。
白色の錠剤を飲み忘れた場合(25~28番目の錠剤を飲み忘れた場合)
飲んだものと見なし、その後は通常通りに続けます。
「ヤーズ配合錠服用中に注意していただきたいこと」より(バイエル薬品)
効能・効果
月経困難症(ヤーズ配合錠添付文書より)
用法・用量
1日1錠を毎日一定の時刻に定められた順に従って(淡赤色錠から開始する)28日間連続経口投与する。以上28日間を投与1周期とし、出血が終わっているか続いているかにかかわらず、29日目から次の周期の錠剤を投与し、以後同様に繰り返す。(ヤーズ配合錠添付文書より)