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ユリノーム(ベンズブロマロン)

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尿酸排泄促進薬のユリノーム錠(一般名:ベンズブロマロン)の特徴、作用機序、副作用、注意事項についてまとめました。

目次

特徴

  • 1日1回投与の尿酸排泄促進薬
  • 主として肝代謝酵素CYP2C9によって代謝される。
  • CYP2C9の阻害作用あり。

作用機序

ユリノーム(ベンズブロマロン)とその主要代謝物の6-ヒドロキシ体は尿酸の再吸収に関与しているURAT1(Urate Transporter:尿酸塩輸送担体)を尿酸と競合する。

URAT1による尿酸の取込みが阻害され、尿酸の尿中排泄が促進する。

※糸球体で濾過された尿酸は、腎臓近位尿細管管腔側に存在する尿酸トランスポーター(URAT1)によって大部分が再吸収される。

副作用

肝障害に特に注意する必要あり。

併用注意

ワーファリン(ワルファリンカリウム)の作用が増強
→ベンズブロマロンがワーファリンの代謝酵素であるCYP2C9を阻害するため、ワーファリンの血中濃度が上昇する。

サリチル酸製剤(アスピリン)との併用でベンズブロマロンの作用が減弱
→サリチル酸製剤は腎尿細管での尿酸の分泌を抑制するためベンズブロマロンの効果が減弱する。

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