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調剤報酬他
2年に1度の薬剤師の届出 2012年12月31日現在の状況を保健所へ
医師・歯科医師・薬剤師の方は、医師法、歯科医師法、薬剤師法の規定により、2年に1度、12月31日現在の氏名、住所、従業地などの状況について届出することが義務付けられています。2012年はその提出年に当たります。病院や薬局に勤務している薬剤師は、職場に郵送されてくる薬剤師届出票に内容を記載し、管轄する保健所に郵送します。勤務していないなどで薬剤師届出票が手元にない場合は厚生労働省のホームページからダウンロードできます。2年に1回の事ですから忘れないように十分気をつけましょう。 -
調剤報酬他
投与期間(処方日数)制限が解除になる新薬一覧 2012年12月1日
2011年11月25日に薬価収載となった新薬の長期処方(14日を超える処方)が2012年12月1日より可能となります。以下にその医薬品名を掲載します。イムセラカプセル0.5mg、ジレニアカプセル0.5mg(一般名:フィンゴリモド塩酸塩) 多発性硬化症治療剤。適応は多発性硬化症の再発予防及び身体的障害の進行抑制。テラビック錠250mg(一般名:テラプレビル )抗ウイルス剤(C型慢性肝炎)。ムコスタ点眼液UD2%(一般名:レバミピド) ドライアイ治療剤(ムチン産生促進剤)。 -
マクロライド系
インフルエンザの治療で抗生物質が処方されたが効果はありますか?
インフルエンザの治療でクラリスという抗生物質が処方されたのですが効果はありますか?インフルエンザの治療にクラリス以外の抗生物質(フロモックス:一般名セフカペンピボキシルなど)が処方される場合もありますがこれはどういうことでしょうか。インフルエンザはウイルスが原因だから、細菌を殺す抗生物質ではインフルエンザには効果が無いのでは?という不安からくる質問でした。 -
抗コリン薬
シーブリ吸入用カプセル50μgの薬価
シーブリ吸入用カプセル50μgの薬価はスピリーバ吸入用カプセル18μgと類似薬効比較方式(Ⅰ)により算定されました。シーブリ吸入用カプセル50μg 199.20円/カプセル。スピリーバ吸入用カプセル18μgもシーブリ吸入用カプセル50μgも1日1回吸入です。投与日数制限が解除されれば一気に処方量が増えるのではないでしょうか。実際に、投与日数制限が2012年10月に解除されたオンブレス吸入用カプセル150μgの処方量は増加しています。 -
不飽和脂肪酸
ロトリガ粒状カプセル2gの薬価
ロトリガ粒状カプセル2gの薬価はエパデールS900と類似薬効比較方式(Ⅰ)により算定されました。ロトリガ粒状カプセル2g 254.00円/包(2g)。エパデールS900 127.00円/包(イコサペント酸エチル 900mg含有)、ロトリガ1包(2g)中にイコサペント酸エチル(EPA-E)が約930mg、ドコサヘキサエン酸エチル(DHA-E)が約375mg、α-トコフェロールが4mg含まれています。エパデールS900は通常1日2回服用ですので、1日当たりの薬価はロトリガ2gと同じ。DHAが入っている分だけロトリガ2gの方がお得かもしれません。 -
ARB
アイミクス配合錠LD アイミクス配合錠HDの薬価
ARBのイルベサルタンとCCBのアムロジピンベシル酸塩の配合錠であるアイミクス配合錠の薬価です。アイミクス配合錠LD 150.40円/錠(イルベサルタン100mg+アムロジピン5mg) 、アイミクス配合錠HD 173.40円/錠(イルベサルタン100mgとアムロジピン10mg)アバプロ錠もイルベタン錠も100mgでは130.5円/錠ですから、アムロジピン5mg分として19.9円。アムロジピン10mg分として42.9円。アムロジピン分がほぼタダになったユニシア配合錠の場合とは薬価の算定方法が異なるため、あまりお得感が感じられなくなってしまいました。アイミクス配合錠の薬価の算定方法:新医療用配合剤の特例「自社品の薬価の合計の0.8倍」により算定。①アバプロ錠100mg 130.5円/錠②アムロジン錠5mg57.5円/錠(①及び②ともに自社品があるため。)130.5×0.8+57.5×0.8=150.4円/錠と決まりました。2012年11月22日に新規薬価収載です。 -
DPP-4阻害薬
DPP-4阻害薬の薬価と用法・用量の比較
DPP-4阻害薬の薬価と用法・用量の比較。DPP-4阻害薬の薬価と用法・用量をまとめてみました。グラクティブ錠/ジャヌビア錠(シタグリプチン)、エクア錠(ビルダグリプチン)、ネシーナ錠(アログリプチン)、トラゼンタ錠(リナグリプチン)、テネリア錠20mg(テネリグリプチン)、スイニー錠(アナグリプチン)。 -
DPP-4阻害薬
スイニー錠100mgの薬価と発売日
2012年11月22日に新規薬価収載のDPP4阻害薬、スイニー錠100mgの薬価です。スイニー錠100mg:83.00円/錠.類似薬効比較方式(Ⅰ) 対象薬はグラクティブ錠/ジャヌビア錠50mg.スイニー錠の用法・用量は、通常1回100mgを1日2回(朝、夕)ですから、グラクティブ/ジャヌビア錠50mgの1日当たりの薬価と同じになります。 スイニー錠100mgの発売日は2012年12月3日(月)の予定です。 -
β2刺激薬
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の適応を持つ吸入薬一覧
COPDの適応を持つ吸入薬についてまとめてみました。COPD(慢性閉塞性肺疾患)の適応を持つ吸入薬についてまとめてみました。 長時間作用型β2刺激薬(LABA):オンブレス吸入用カプセル150μg(インダカテロールマレイン酸塩)、オーキシス9μgタービュヘイラー28吸入(ホルモテロールフマル酸塩)、セレベントディスカス・ロタディスク(サルメテロールキシナホ酸塩)。吸入ステロイド(ICS)と長時間作用型β2刺激薬(LABA)の合剤:シムビコートタービュヘイラー(ブデソニド/ホルモテロールフマル酸塩水和物)、アドエア250ディスカス(フルチカゾンプロピオン酸エステル/サルメテロールキシナホ酸塩)、アドエア125エアゾール(フルチカゾンプロピオン酸エステル/サルメテロールキシナホ酸塩)。長時間作用型抗コリン薬(LAMA):シーブリ吸入用カプセル50μg(グリコピロニウム臭化物)、スピリーバ2.5μgレスピマット60吸入(チオトロピウム臭化物)、スピリーバ吸入用カプセル18μg(チオトロピウム臭化物)。長時間作用型β2刺激薬(LABA)と長時間作用型抗コリン薬(LAMA)の合剤:QVA149(インダカテロール110μg/臭化グリコピロニウム50μg)※未発売。 -
β2刺激薬
オンブレス(LABA)とシーブリ(LAMA)の合剤
長時間作用性の抗コリン吸入薬のシーブリ吸入用カプセル50μg(一般名:グリコピロニウム臭化物)とインダカテロール(商品名:オンブレス吸入用カプセル)との合剤の開発が進んでいます。QVA149(一般名:インダカテロール110μg/臭化グリコピロニウム50μg)は開発中の1日1回の吸入薬で、長時間作用性β2刺激薬(LABA:Long Acting β2 Agonist)であるインダカテロールと、長時間作用性ムスカリン拮抗薬(LAMA:Long Acting Muscarinic Antagonist)臭化グリコピロニウム(NVA237)の固定用量の配合剤です。インダカテロールの量は、オンブレス吸入用カプセルは150μgに対して、配合剤は110μgとなっています。 -
抗コリン薬
シーブリ吸入用カプセル50μg(グリコピロニウム臭化物)LAMA
シーブリ吸入用カプセル50μg(一般名:グリコピロニウム臭化物)の特徴、作用機序、薬価、薬効、効能・効果、用法・用量、副作用について。シーブリ吸入用カプセル50μgはノバルティスファーマから発売予定の長時間作用性の抗コリン薬(long acting muscarinic antagonist; LAMA)。COPDの治療に用いられ、吸入はオンブレスと同様1日1回で効果が24時間持続します。ブリーズヘラーという吸入器を用いて吸入します。このブリーズヘラーはオンブレス吸入のものと同一(色違い)です。発売日は平成24年12月予定。シーブリとオンブレスとではカプセルの取り出し方が異なるので注意が必要です。 -
ワクチン
インフルエンザ予防接種(インフルエンザワクチン)と抗生物質
抗生物質(抗生剤・抗菌薬)を飲んでいますがインフルエンザの予防接種をしても大丈夫でしょうか?という質問がよくあります。抗生物質とインフルエンザワクチンとの影響はありませんが、明らかに発熱している(通常は、37.5℃を超える場合をいいます。 )場合には予防接種が受けられない場合があります。抗生物質が問題なのではなく、全身状態(体調)が重要なのです。最終的な接種可否の判断は医師が行います。インフルエンザワクチンを接種する時には、現在かかっている疾患や服用中の薬について問診表にしっかりと記入しましょう。お薬手帳を持参すると薬の名前を書く時に便利です。 -
Ca拮抗薬
ノルバスク錠、ノルバスクOD錠の錠剤変更とPTP変更のまとめ
ノルバスク錠とノルバスクOD錠について変更があるのでまとめました。ノルバスク(一般名:ベシル酸アムロジピン)はファイザー株式会社のカルシウム拮抗薬で、高血圧治療に最も多く使われている薬剤の一つです。ノルバスク錠2.5mg、ノルバスク錠5mg、ノルバスク錠10mg、ノルバスクOD錠2.5mg、ノルバスクOD錠5mg、ノルバスクOD錠10mgの錠剤形状、PTPシート、包装変更についてのまとめ。 -
耳鼻科系薬
リゾチーム塩酸塩の再評価指定に伴う販売中止と経過措置
リゾチーム塩酸塩の再評価指定に伴う販売中止(発売中止)と経過措置。アクディーム、ノイチーム、レフトーゼのメーカーは再評価申請を決定しましたが、その他のメーカーは再評価の申請を断念し、リチーム、エリチーム、ミタチームは販売中止とすることを決めています。 -
緑内障
プロスタグランジンF2α誘導体とプロスタマイド誘導体の違い
プロスタグランジンF2α誘導体とプロスタマイド誘導体の違いについて。キサラタン点眼液(ラタノプロスト)やトラバタンズ点眼液(トラボプロスト)、タプロス点眼液(タフルプロスト)などのプロスタグランジンF2α誘導体は、角膜に存在するエステラーゼという加水分解酵素によって分解されてできた代謝物(活性体)がFP受容体に結合します(プロドラッグ)。 ルミガン点眼液(ビマトプロスト)はプロスタマイド誘導体と呼ばれ、ビマトプロスト自身が(代謝されることなく)FP受容体とは異なるプロスタマイド受容体に結合します。どちらの誘導体もぶどう膜強膜流出路からの房水排出を促進させることで眼圧を下降させます。