プロスタグランジンF2α誘導体とプロスタマイド誘導体の違い
プロスタグランジンF2α誘導体とプロスタマイド誘導体の違いについて。キサラタン点眼液(ラタノプロスト)やトラバタンズ点眼液(トラボプロスト)、タプロス点眼液(タフルプロスト)などのプロスタグランジンF2α誘導体は、角膜に存在するエステラーゼという加水分解酵素によって分解されてできた代謝物(活性体)がFP受容体に結合します(プロドラッグ)。 ルミガン点眼液(ビマトプロスト)はプロスタマイド誘導体と呼ばれ、ビマトプロスト自身が(代謝されることなく)FP受容体とは異なるプロスタマイド受容体に結合します。どちらの誘導体もぶどう膜強膜流出路からの房水排出を促進させることで眼圧を下降させます。