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SSRIの副作用2 消化器症状

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SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)服用中によくある症状として、消化器症状が上げられます。

服用開始初期には吐き気や下痢などの症状が高率で発生します。服用を継続することで徐々に慣れていき、通常は服用開始後1~2週間で症状が消失することがほとんどです。

最初だけ少し我慢していただければよいのですが、説明不足等により消化器症状による服用中断を経験した例は少なく無いのではないでしょうか。

薬剤師の正しい説明によって、副作用による服用中断を回避しなければなりません。

 

目次

消化器症状についての服薬指導

  • 吐き気等の消化器症状が服用開始初期に生じることがあるが、徐々に消失してゆくこと。
  • あまりひどい場合は吐き気止めを併用することで症状が抑えられること。
  • 吐き気がひどいからと言って服用中のSSRIを急に中止すると別の副作用(中止症候群)があらわれること。

少なくとも以上3点は投薬時にしっかりと伝えておく必要があると思います。

 

消化器症状の発生原因

SSRIによる嘔吐中枢や消化管の5-HT3受容体の刺激が原因と考えられています。 

対策

  • 少量からSSRIを開始する。
  • 食事のすぐあと(食直後)に服用する。
  • 症状がひどい場合はナウゼリン(ドンペリドン)などの吐き気止めを併用する。
  • ジプレキサ(オランザピン)等5-HT3受容体遮断作用をもつ薬剤を併用する。

    ※「本剤は制吐作用を有するため、他の薬剤に基づく中毒、腸閉塞、脳腫瘍等による嘔吐症状を不顕在化することがあるので注意すること。」(ジプレキサ錠添付文書)

 

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