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フルティフォームエアゾール吸入用(フルチカゾンプロピオン酸エステル/ホルモテロールフマル酸塩水和物)

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フルティフォームエアゾール吸入用(一般名:フルチカゾンプロピオン酸エステル/ホルモテロールフマル酸塩水和物)は杏林製薬販売の気管支喘息治療薬。

吸入ステロイド剤(ICS)であるフルチカゾンプロピオン酸エステルと、長時間作用型β2受容体刺激薬(LABA)であるホルモテロールフマル酸塩水和物の合剤。

pMDI(pressurized Metered Dose Inhaler 加圧式定量噴霧式吸入器)製剤です。

 

pMDI製剤の特徴

吸入する際に、吸気と吸入器を押すタイミングを合わせる必要がありますが、吸気流速が低く十分な効果が得られない患者に対してはこちらの製剤の方が使用しやすいという利点があります。

 

目次

販売名

フルティフォーム50エアゾール56吸入用
フルティフォーム125エアゾール56吸入用
フルティフォーム50エアゾール120吸入用
フルティフォーム125エアゾール120吸入用

1回噴霧中にフルチカゾンプロピオン酸エステルを50μg又は125μgとホルモテロールフマル酸塩水和物5μg含有する定量噴霧式吸入剤です。

1噴霧中の含量が異なるのはフルチカゾンプロピオン酸エステルだけで、ホルモテロールフマル酸塩は5μgで一定です。

 

ホルモテロールフマル酸塩水和物はシムビコートにも入っていますが、シムビコートの場合ステロイドはブデゾニドです。

既存のステロイド(ICS)/長時間作用型β2受容体刺激薬(LABA)配合剤には次の製品があります。

 

吸入配合剤一覧

 

 

作用機序

フルチカゾンプロピオン酸エステル:気道の炎症を抑制。

ホルモテロールフマル酸塩水和物:気管支平滑筋のβ2受容体を刺激し、気管支を拡張。

 

効能・効果

気管支喘息(吸入ステロイド剤および長時間作動型吸入 β2刺激剤の併用が必要な場合)(フルティフォーム添付文書より)

 

用法・用量

通常、成人には、フルティフォーム50エアゾール(フルチカゾンプロピオン酸エステルとして50μgおよびホルモテロールフマル酸塩水和物として5μg)を1回2吸入、1日2回投与する。

なお、症状に応じてフルティフォーム125エアゾール(フルチカゾンプロピオン酸エステルとして125μgおよびホルモテロールフマル酸塩水和物として5μg)を1回2~4吸入、1日2回投与する。

(フルティフォーム添付文書より)

 

吸入回数により、1日量(フルチカゾンプロピオン酸エステル/ホルモテロールフマル酸塩水和物)以下のようになります。

フルティフォーム  50エアゾール(1回2吸入、1日2回)⇒ 200/20
フルティフォーム125エアゾール(1回2吸入、1日2回)⇒ 500/20
フルティフォーム125エアゾール(1回3吸入、1日2回)⇒ 750/30 
フルティフォーム125エアゾール(1回4吸入、1日2回)⇒ 1000/40 

ステロイドのみ増量したい場合はフルティフォーム50から125へ切り替えにより可能です(1日量200μg→500μgのみ)。

 

フルティフォームの薬価

薬価:⇒フルティフォームエアゾール吸入用の薬価

ジェネリック:無し

 

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